基本操作 — スティック・ラダー・スロットル
バンクとラダーは同じスティックの中にあります。タッチの開始位置で切り替わる操作系と、低速で舵が効かなくなる理由。
このゲームの操作系には、知らないと最後まで気づかないまま遊べてしまう要素がいくつかあります。特にラダーは、独立した操作であることに気づかないプレイヤーが多い部分です。
スティック — 横方向は「触り始めた場所」で変わる
いちばん重要な仕様です。同じスティックで、指を置いた位置によってバンクとラダーが切り替わります。
パッドには縦の区切り(| のティック)が描かれています。これが境界です。
| 触り始めた場所 | 効く操作 |
|---|---|
| 中央(±26pt 以内)から始めるドラッグ | バンク(ロール) |
| 分割線の外側をいきなりタップ | ヨー(ラダー相当) |
判定に使われるのはタッチを開始した位置だけです。中央から始めたドラッグは、そのまま指が外側へ流れてもバンクのままです。逆に、外側をタップした指は最後までラダーとして扱われます。
- バンクはレートコマンドです。倒し続ければ機体は回り続け(最大 180°/s、バンク角の制限なし)、指を離すとその姿勢で止まります。自動で水平に戻ることはありません。背面飛行もそのまま可能です。
- ラダーはフラットターン(±1°/s)です。実機の横力上限に相当する、ごくゆっくりした向き変えです。
低速でバンクが使えないとき、機首の向きを少しだけ直したいときに使います。着艦進入の最後の微修正や、編隊で位置を合わせる場面が典型です。バンクの代わりに旋回するための舵ではありません。
ピッチ — 下が引き起こし
スティックの上下がピッチです。下方向が機首上げ(引き起こし)で、実機のスティック規約と同じです。
自動水平戻しが無いので、機首の姿勢は常に自分で管理することになります。
スロットルとアフターバーナー
スロットルバーで推力を調整します。バーの上端にはデテント(引っかかり)があり、ここが AB(アフターバーナー)です。
点火の手順は決まっています。
- ノブを上端のデテントまで押し込む
- 全開のまま 1 秒キープする
これで点火し、推力は 1.7 倍になります。ただし、
再点火にはまた 1 秒のキープが必要です。「少し絞って、また欲しくなったら戻す」という使い方はできません。AB を使うと決めた区間は、入れっぱなしにします。
ACE グレードのみ AB に残量制限があります(1 回の挑戦につき 60 秒)。使い切ると消灯し、再点火もできません。ACE で富士の上昇のような場面に使うなら、どこで焚くかを先に決めておく必要があります。
舵の効きは速度で変わる
「低速だと機体が言うことを聞かない」と感じるのは正しくて、舵の効きは動圧に比例してスケールします。
効き = (速度 / 110)²
速度が半分になれば効きは 1/4 です。加えて、舵の立ち上がりには 0.3 秒の時定数があります。
これが意味するのは、低速では「操作が届くまでの遅れ」と「そもそも効かない」が同時に起きるということです。失速しかけてから慌てて操作しても間に合わないのは、腕ではなくこの仕様によるものです。速度を落としすぎないことが、操縦性を保つ唯一の方法になります。
ランディングギア
グレードによって挙動が変わります。
| グレード | ギア操作 |
|---|---|
| NORMAL / HARD | 自動(95 u/s 未満で展開、110 u/s 超で収納) |
| ACE / FREE PLAY | 手動(GEAR ボタン) |
手動側ではギアを出さずに接地すると「胴体着艦」で CRASH になります。展開サイクルには約 2.5 秒かかるので、進入の直前に思い出しても間に合いません。
手動時はギアの寄生抗力も増えるため、早く出しすぎると減速します。
視点
ゲームパッドを使う場合の割り当ては次のとおりです。
| 操作 | 割り当て |
|---|---|
| バンク / ピッチ | 左スティック |
| ヨー(ラダー) | 右スティック 左右 |
| スロットル | 右スティック 上下 |
| 視点変更 | R1 + 右スティック |
| ズーム | 左スティック 上下(R1 中) |
| 視点リセット | R3 |
覚えておくこと
- 横方向は触り始めた場所で決まる。 中央=バンク、外側=ラダー。
- バンクは倒し続けると回り続け、離すとその姿勢で止まる。
- AB はデテントで 1 秒キープ。少しでも絞ると消える。
- 舵の効きは速度の 2 乗。 低速では操作そのものが届かない。
- ACE はギアが手動。 出し忘れは胴体着艦。
次は、この操作系で実際に何をするとミッションが失敗するのかを見ます — 最初の5分 — ミッションが失敗する7つの理由。